病院の種類別医師の年収と転職

投稿日:2018年2月16日 更新日:

医師の給料

厚生労働省の調査(平成28年度)によると、医師(勤務医)の平均年収は約1,240万円となっています。資格職の中では、パイロットや弁護士などと並んでトップクラスの年収です。

ただし、医師の年収は年齢や経験年数、診療科、地域などによっても変わります。また、勤める病院の種類によっても大きく異なる点が特徴です。

医師の勤め先には、大きく分けて「大学病院」と「市中病院」がありますが、年収でいうなら市中病院のほうがずっと高くなっています。

さらに、勤務医ではなく開業医のほうが平均年収は高めです。

ここでは、転職を考えている方のために、病院の種類別・平均年収についてくわしくご紹介していきます。

大学病院勤務の医師の年収

医師の勤め先の中でも、もっとも年収が低いのが大学病院です。

大学病院の医局に勤める医師の平均年収は、教授クラスでも約1,000万円が相場で、若手の医師になると300万~600万円など、普通のサラリーマンと変わらないこともあります。

そのため、市中病院や健診などでアルバイトをして生計を立てている医師が多いのが現状です。

大学病院では、市中病院と違って医師を「大学の教員」として雇っているため、他学部の教員と変わらない給与となっています。その一方で、専門医の資格を取得しやすかったり、常に最新の医療を学べたりする点がメリットです。

ただし専門医の資格をとった後は、より安定した収入と豊富な症例数を求めて、市中病院に移る医師も多くみられます。

市中病院勤務の医師の年収

市中病院の勤務医の年収は、病院によっても異なりますが、大学病院よりは圧倒的に高額です。

まだ経験の少ない若手医師の場合、最初は800万円以下のこともありますが、経験が増えるにつれて上昇していき、5年も経つころには1,000万円台に達することも少なくありません。

厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、男性医師の場合、35~39歳の平均年収は約1,187万円ですが、55~59歳では約1,800万円にもなります。

また、施設の規模によっても医師の収入は異なります。普通の企業であれば、従業員数が多い職場ほど給与も高いことが一般的ですが、医療機関では逆です。

「平成28年賃金構造基本統計調査」でも、従業員数が1,000人を超える職場に勤める医師の平均年収がもっとも低く(約1,000万円)、反対に10~99人の職場ではもっとも高くなっています(約1,739万円)。

つまり、総合病院よりもクリニック(診療所)のほうが高収入を得られる可能性がある、ということです。

開業医の平均年収

医師の中でもっとも平均年収が高いのは、開業医です。

厚生労働省の「医療経済実態調査」でも、開業医の平均年収は約2,500万円となっており、勤務医よりかなり高いことがわかります。

ただし、開業すると設備資金やランニングコストがかかりますので、収入がすべて自分の懐に入るわけではありません。

特に保険診療では、稼げる金額にも限界があるため、より高い収入を目指すなら美容クリニックなどで自由診療を行なうという方法もあります。

医師の年収は、診療科によっても異なる

病院の種類のほか、診療科によっても医師の給与は異なります。

上述したように、自由診療を行なう美容外科や美容皮膚科などは、一般的にもっとも年収が高い診療科です。

また、医師不足が深刻な産婦人科や、経験とスキルが重視される心臓血管外科なども高収入での募集が多くみられます。

反対に、年収があまり高くない医療機関としては、人間ドックや健診施設などがあります。残業や当直がなく、決まった時間に帰れる分、給与は年収800万円など、やや低めに設定されていることが多いようです。

ただし、乳房マンモグラフィ検査や、上部・下部消化管内視鏡検査など、需要の高い検査のできる医師は好待遇で採用されることもあります。

医師が年収の高い転職先を探すためには?

医師の場合、一般的に「高収入」の基準となる年収は2,000万円です。特に2,500万円以上になると、かなり稀少なプレミア求人となります。

ただし、相場と比べて明らかな高収入案件には、それなりの理由があるケースも多いものです。

たとえば、よほどの人手不足で激務の職場だったり、かなりレベルの高いスキルを求められたりする可能性が高いため、よく調べておく必要があります。

できるだけ年収が高く、かつ希望条件に合った働き方のできる職場を探すなら、医師転職支援サイトの利用がおすすめです。

医師転職サイトに登録すると、最初に入念なヒアリングが行なわれ、その情報をもとに担当コンサルタントがそれぞれの希望に合った職場をマッチングしてくれますし、職場の実情についても代わりにリサーチしてくれます。

特に提示されている年収が高い案件には、自分でいきなり応募するよりも転職サイトを通してリサーチしてもらったほうが、くわしい事情がわかりますので安心です。

また、高収入を希望するなら、平日の常勤に加えて条件のいいアルバイトを紹介してもらう、という方法もあります。

実際、アルバイトを併用しながら年収2,000万円以上を稼ぐ医師は少なくありません。医師転職支援サイトでは、非常勤医の求人情報も数多く取り扱っていますので、高収入バイトを探すにも最適です。

納得できる年収を得るためにも、ぜひ転職支援サイトを上手に活用することをおすすめします。

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