当直がしんどすぎて転職をしたい医師へ教えたい「当直なし」求人の給料事情

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医師しんどい

医師にとって負担の大きい業務の一つが、当直です。

常勤医の当直は、日勤の後そのまま職場に残って行なうことが多く、さらに翌日もそのまま日勤をこなす、というハードな勤務スタイルが常態化しています。そのため体力的につらく、当直のない職場に転職したいと思う医師も多いようです。

しかし、気になるのが給与のこと。「当直がない職場は、その分給与も低いのでは?」というイメージがありますが、決してそんなことはなく、当直ありの職場より高収入を得られるところも少なくありません。

ここでは、当直がしんどくて転職を考えている医師のために、「当直なし」求人の給料事情についてご紹介していきます。

医師の「当直なし」求人の給料はいくら?

医師の給料

医師の転職先で当直のない職場というと、まず「無床のクリニック」が挙げられます。入院設備がなければ、当直の必要性もないからです。

ただし、有床のクリニックおよび病院でも、当直なしの求人を出しているところは少ないながらあります。

たとえば、当直は非常勤(アルバイト)の医師に任せるスタイルをとっている施設です。これなら、常勤医の労働負荷はかなり軽減されます。

また、療養型病院も当直なしの求人が比較的多い職場です。急性期病院と違って緊急対応が少ないことから、こちらも非常勤医に当直を任せている施設が多くみられます。

それでは、実際に当直なしの求人ではどれくらいの給与が提示されているのでしょうか。医師の求人サイトに掲載されている案件の中から、いくつかピックアップしてみましょう。

施設種別と診療科 給与(年収) 勤務日数・勤務時間
療養型病院
(内科・総合内科・老人内科)
1,600万円~ 週5日
平日 9:00 ~ 17:00
土曜 9:00 ~ 12:30
一般病院
(総合内科)
1,500~1,600万円 週5日
平日 9:00 ~ 17:00
土曜 9:00 ~ 13:00
療養型病院
(総合内科・呼吸器科)
1,500~1,800万円 週5日 9:00 ~ 17:00
クリニック
(美容外科・美容皮膚科)
1,600~2,000万円 週5日
平日 11:00 ~ 20:00
日曜・祝日 11:00 ~ 19:00
クリニック
(内科・総合内科・在宅診療)
1,500~1,700万円 週5日 9:00 ~ 19:00

上記はほんの一例ですが、いずれも当直なしの求人情報です。

最低でも年収1,500万円からとなっていますし、特に美容外科・美容皮膚科は自由診療ということもあって、当直なしでも給与はかなり高めです。ただし、土日祝日の勤務があるところが多くみられます。

ほかの診療科でも、当直なしの求人は意外と多く見つかります。特に最近は、高齢化社会にともなって療養型病院や在宅医療を行なうクリニックが増えており、そのような職場では前述した通り、非常勤医が当直を務めるところが少なくありません。

もちろん、その他の病院でも当直なしの求人はあります。つまり、「医師の当直なし求人は探せばいくらでも見つかるし、年収も決して低くない」のが実情なのです。

医師の当直手当の相場はいくら?

ここで、当直がある職場の当直手当(時間外手当)の相場についても、少しご紹介します。

当直手当の額は、職場によってもさまざまですが、常勤医が自分の勤め先で当直する場合は「1回15,000~20,000円」が相場です。

一方、当直の非常勤(アルバイト)は、1回あたり40,000~60,000円での募集が多くみられます。特に緊急対応の多い職場では、1回10万円近くで募集を出すところもあります。

つまり、当直は非常勤医が務めたほうが給与はずっと高く、それによって常勤医も夜間ゆっくり休めるということです。中には、ある病院の常勤医が、別の病院で当直アルバイトをすることもあります。

医師が「当直あり」「当直なし」で働くメリット

当直ありと当直なしの勤務には、それぞれ別のメリットがあります。

当直なしのメリット

  • 体力的・精神的に楽
  • 規則正しい生活を送れる
  • 家族との時間が持てる

当直ありのメリット

  • 収入がアップする
  • 医師としてスキルアップできる
  • 色々な医療機関の現場を体験できる(アルバイトの場合)

当直なしの勤務は、何といっても夜に自宅でゆっくり休める点が大きなメリットです。特に子どもがまだ小さいうちなどは、夜に家族との時間を十分に確保できるメリットは大きいと思われます。

一方、当直ありの仕事にもメリットはあります。特に体力のある若いうちは、できるだけ当直勤務もこなして、さまざまな経験を積んだほうがいいという考え方もあるでしょう。

アルバイトとして当直する場合は、給与も高めですから収入アップにつながりますし、さまざまな病院の内情に触れることで勉強にもなります。

このように、当直は必ずしも「ないほうが良い」というものではなく、医師のライフステージや希望などによって、柔軟に選択できることが望ましい、といえそうです。

当直なしで高収入を得られる転職先を探すためには?

当直なしで条件のいい転職先を効率よく探すためには、医師の転職支援サイトを活用するのがもっとも確実です。

当直の有無にかかわらず、本当に好条件の求人は非公開として扱われていることが多いものです。

そのため、自分一人の力で探すよりも、非公開求人を取り扱う医師転職支援サイトに登録したほうが、良い職場に出会える可能性がアップします。

また、担当コンサルタントが多忙な医師に代わって、職場の内情をリサーチしてくれる点も医師転職支援サイトの魅力の一つです。

たとえば「当直なし」と聞いて転職したのに、いざ勤めてみたら当直を頼まれるようになった…というケースも決して珍しくありません。

その点、転職支援サイトを通して転職活動をすれば、その職場の当直体制はどうなっているのかを事前にくわしくリサーチしてもらえますし、最終的に決まった勤務条件については書面できっちり残すため、入職後のトラブルも防げます。

もちろん、条件のいい当直アルバイトを探す際にも転職支援サイトは便利です。最近はどの医療機関でも当直医の確保が難しくなっているため、転職支援サイトを通してできるだけ良い条件で求人を出すところが増えています。

自分に合ったスタイルで働くためにも、ぜひ医師転職支援サイトを上手に利用してみてください。

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