医師が転職する場合としない場合の診療科目別年収相場

投稿日:2018年4月14日 更新日:

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転職を考えるにあたって、年収のことが気になるドクターは多いと思います。

より高収入を目指して転職するのか、それとも年収はダウンしてもいいからやりがいや勤務負荷を重視するのか、考え方は人それぞれです。

しかし、いずれにしても「できれば今より高収入か、もしくは最小限のダウンにとどめたい」と希望するのが普通だと思います。

そこで、医師が転職する場合としない場合の年収の違いについて、一般的な傾向をご紹介していきます。

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診療科別、転科した場合の年収の違い

医師転職の中でも、これまでとは異なる科目に転科した場合、どれくらい年収が変わるのでしょうか。

科目別の平均年収の例として、医師求人サイト「MediGate(メディゲート)」が行なった調査の結果から、トップ3とワースト3をご紹介します。

科目別・平均年収トップ3

内科系 外科系 その他
透析科 1,552.3万円 美容外科 2,095.4万円 訪問診療 1,658.5万円
内視鏡科 1,550万円 整形外科 1,548.7万円 精神科 1,481.9万円
泌尿器科 1,281.9万円 産婦人科 1,526.8万円 リハビリテーション科 1,432.5万円

科目別・平均年収ワースト3

内科系 外科系 その他
総合診療科 1,399.3万円 乳腺・内分泌外科 1303.1万円 健康診断 1,190.6万円
呼吸器内科 1,408.2万円 腎・泌尿器外科 1333.3万円 産業医 1,192万円
内分泌科 1,420.7万円 小児外科 1,350万円 病理学 1,254万円

メディゲート「医師×年収 医師の給料・年収」参照

科目全体で見ますと、平均年収の高いトップ5は「美容外科」「訪問診療」「透析科」「内視鏡科」「整形外科」の順になります。

もちろん、これは調査結果の1つであって、実際の年収は医師のスキルや職場によっても違いますが、たとえば美容外科は自由診療であるだけに、高収入を得られやすいことは間違いないでしょう。

また、2位以降の科目は「高齢の患者が多い」という点で共通しており、昨今の需要の高さも関係していると思われます。

このように、医師の平均年収は科目によっても異なりますので、転科することで最大500万円以上変わってくる可能性があります。

もちろん、科目によっては簡単に転科できないこともありますが、たとえば訪問診療などはさまざまな科目での経験を生かしやすく、訪問診療の経験がない医師でもOKとするところが少なくありません。

大学病院(医局)→市中病院に転職した場合の年収の違い

医師転職でもっとも収入アップが見込めるケースといえば、医局から市中病院への転職が挙げられます。

世間一般には「高収入」のイメージがある医師という職業ですが、実際はピンキリであり、中でも大学病院の医師の平均年収は普通のサラリーマンと変わらないこともあります。

とくに若手の医師は年収1,000万円にとどかず、アルバイトをしながら生計を立てている人がほとんどです。

一方、市中病院の勤務医の年収は1,000万円を超えることが多いですし、経験やスキルによっては1,500万円、2,000万円を目指すことも夢ではありません。

大学病院では、教授クラスでも1,000万円程度のところが多いことを考えますと、その差は明らかです。

転職する場合としない場合とでは、数百万円も年収が違ってくる人が多いでしょう。

一般企業に転職した場合の年収の違い

医師転職では、医療機関から一般企業に転職するパターンもあります。

企業によっても年収は大きく異なりますが、中でも高給で知られるのが製薬会社のメディカルドクター(MD)です。入社1年目であっても1,000万円以上、さらにキャリアを積めば2,000万円ちかい年収を得られる可能性は十分にあります。

その他、保険会社の査定医や、企業の産業医などもありますが、これらはメディカルドクターに比べると年収は低めです。

保険会社の場合、外資系であれば1,500万円以上稼げる可能性があるものの、産業医は嘱託が多いため、高収入をねらうなら大手企業などの専属産業医を目指す必要があります。

以上のことから、一般企業への医師転職では「メディカルドクターの場合、年収がアップする可能性が高い」「産業医や社医の場合、年収がダウンすることもある」といえそうです。

医師転職で年収アップ、もしくは最小限のダウンにとどめる方法とは?

医師の給料

3つの事例をもとに、医師転職による年収のアップダウンをシミュレーションしてみましたが、実際は都道府県によっても医師の平均年収は異なるなど、さまざまな要素が絡み合ってきます。

いずれにしても、転職でなるべく年収を落としたくない方や、より高収入を得たい方は、希望の職場に自分をうまく売り込み、いい条件で契約することが不可欠です。

そのために、知人の紹介を受けるのも1つの方法ではありますが、逆に紹介で入る手前、年収について納得いくまで交渉できなかったり、入職後も条件の改善を求めにくかったりする可能性があります。

そこでおすすめなのが、医師転職サイトの利用です。転職サイトに登録すれば医師専門の転職コンサルタントが担当に付いて、条件に合った求人をマッチングしてくれますし、ドクターの経歴や人柄などもうまくアピールしてくれます。

とくに、これまでとはまったく畑の異なる科目に転科する場合、自分一人で動くのは難しいため、ぜひコンサルタントのサポートを受けたいところです。各転職サイトには、独自の人脈やパイプがありますので、未経験でも熱意さえあれば受け入れてくれるところをうまく見つけてくれる可能性があります。

また、知人の紹介と違って、あくまでビジネスライクに交渉を進めていけるのもメリットの1つです。条件交渉もコンサルタントが代行してくれますし、最終的に決定した勤務条件は書面にしてドクター・転職先・転職サイトの3者間でかわし、入職後のトラブルを防ぎます。

また、なんといっても転職サイトに登録することで「非公開求人を紹介してもらえる可能性が高い」点が一番の魅力です。本当に高収入の案件は応募が殺到するため、そもそも表に出ることなく、非公開のうちにマッチングが行なわれます。

まとめ

医師が転職する場合としない場合の年収の違いと、希望の年収を得るための転職のコツなどについてご紹介しました。

これまでに比べて大きく勤務時間を減らしたり、まったく違う分野で一からスタートしたりするような場合には、年収がダウンすることが普通ですが、そうでない場合は正しく転職活動をする限り、アップするほうが多いと思われます。

多忙なドクターが最善の転職活動を行なうためには、専門のコンサルタントのサポートが必要不可欠です。ぜひ2~3のサイトに登録して、好条件の求人を効率よく探すことをおすすめします。

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