円満に医局を離れる方法!裏の医師の転職理由NO.1

投稿日:2018年6月27日 更新日:

医師の転職の中でも、とりわけハードルが高いといわれるのが「医局を辞めるケース」です。

最近はだいぶ事情も変わってきて、昔に比べると円満退局できる医師も多いのですが、教授によっては今でも罵倒されたり、強い引き留めに遭ったりすることはあります。なるべくスムーズに退局するためにも、しっかり手順を踏んで正しく行動することが大切です。

ここでは、円満に医局を辞めるための具体的な方法についてご紹介していきます。

医局を円満に辞める方法医局を辞めるのは基本的には引き止められると思っておいた方がよいです。お世話になったところを辞めるのは勇気がいるものですが、多くの医局対局をサポートしてきたエージェントがいればさらに安心です。

まずは転職活動をして内定をもらう

医局を辞めるにあたって、まずしておかなければいけないのは、新たな職場から内定をもらうことです。

その前に医局を辞めることが決まってしまうと、急いで転職先を探さなければいけなくなりますし、なんとなくズルズルと留まり続けることにもなりかねません。

かといって、すでに次の職場と契約を交わすと勤務開始日なども確定してしまい、医局を辞めるにあたって色々な調整がしにくくなることがあります。

次の職場の給与や勤務条件がすべて決まっていて、あとは契約書を交わすだけ、という段階になってから退局の話を切り出すのがベストなタイミングです。その前に、医局長などに「匂わせ」ておいたほうがいい場合もあります。

次の職場には事情を説明して、内定を少しの間、保留してもらうようにしましょう。

退局したい時期の半年以上前に、まずは「相談」する

医局に辞める意思を伝える時期としては、次の職場に移る半年以上前が目安です。

医局の人員体制や教授の人柄によっては、1年くらい前に切り出したほうがいいかもしれません。

次年度の人員配置もありますので、急に切り出すのは迷惑ですし、相手の心証も悪くしてしまいます。とくに円満退局が難しそうな医局の場合は、かなり前もって話をしておき、時間をかけて説得にあたりましょう。

また、最初から教授に話すのではなく、まずは医局長に相談したほうが「根回し」ができます。理解ある医局長であれば、教授への切り出し方についてのアドバイスもしてくれるかもしれません。

教授の人柄に応じた説得で、円満退局に持ち込む

何度か医局長に相談して根回しができたら、いよいよ教授との対峙です。

中には、拍子抜けするほどあっさり了承してくれる教授もいて、その場合はそれで終了ですが、一筋縄ではいかなさそうな教授の場合は、覚悟をもって説得にあたる必要があります。

時間をかければ納得してくれそうな教授の場合

最初は厳しい態度でも、時間をかけて説得すれば理解してくれそうな教授の場合は、根気よく誠実に話すのが一番です。何度もアポイントをとって、医局を辞めたい理由を話しましょう。

といっても、医局に対する不満をあげつらうのはもちろんNGです。基本的には、「新たな職場で自分のやりたいこと」などの前向きなもので、必要に応じて「なぜ自分は医師になったのか」のバックグラウンドなどもまじえながら、辞めなければいけない理由を訴えます。

医局を離れても、教授とはなるべくいい関係を保てるに越したことはないですし、これまでお世話になった相手でもありますから、真摯に話して理解を得ましょう。

最初は難色を示していた教授でも、何度も話を聞くうちに「仕方ないな」とあきらめるタイミングが訪れます。大切なのは、そこに至るまでに一定のプロセスを踏む必要があるということです。

納得してくれなさそうな教授の場合

数は少ないと思われますが、何をどう話しても納得してくれなさそうな教授が相手の場合は、正攻法ではなく、「納得せざるを得ない理由をつける」という方法をとったほうがいい場合もあります。

  • 親の介護
  • 妻(夫)の転勤・引っ越し
  • 自分や家族の健康上の理由
  • 結婚・出産(女性医師の場合)

これらは、どんなに頑固な教授であっても納得せざるを得ない理由になります。とくに健康上の理由は、あまり突っ込んだ質問をしにくいだけに、退局理由としては無難かもしれません。

スキルアップや新たな分野への挑戦などは、どんなに誠実に話しても「身勝手な理由」と判断する教授もいますので、そのような場合は上記のような建前の理由を前面に押し出しましょう。

上記のほかにも、「期間限定で地方の病院に勤務する」などの妥協案を出して、辞めやすい環境をつくる、という方法もあります。ただしこの場合、期間を引き延ばされる可能性がないことを、前例などから確認しなくてはいけません。

もし引き延ばされる可能性がある場合は、次の職場への入職に影響を与えてしまいますので、引き受けないことが大切です。

話が進まない・慰留された時などの対処法

医師不足の昨今、退局の意思を伝えても話がなかなか進まなかったり、あの手この手で引き留められたりすることも少なくありません。

待遇改善を持ちかけられることもあると思いますが、もしそれで気持ちがぐらつくなら、内定が出ている転職先の条件と見比べて、もう一度考えてみるのも一つの方法です。

それでも辞める意思に変わりない場合は、気持ちを強くもってみずから動いていく必要があります。教授にあらためて退局を願い出る、次の職場の勤務開始日が決まっていることを知らせる、などです。

また、転職サイトを通して転職先が決まっているなら、担当のコンサルタントに相談するのがベストです。たとえば引き留められている場合、入職時期を少し延ばしてもらえる可能性もありますし、円満退局に持ち込むためのコツを伝授してもらえることもあります。

医師専門の転職コンサルタントは、医局の辞めにくさについて熟知しています。似たような前例も知っているはずですから、具体的なアドバイスがもらえるでしょう。

まとめ

医局を辞めて転職する際の、正しい退局方法についてご紹介しました。

たとえ不満だらけの医局だったとしても、医師の世界の狭さを考えますと、今後のためにもケンカ別れは避けて、できるかぎり円満退局に持ち込みたいものです。

そのためにも、かなり余裕をもって話を切り出す、根回しをしておく、などは最低限守るべきポイントといえます。

スムーズに退局するためにも、医師専門の転職サイトの利用は非常におすすめです。経験豊富なコンサルタントなら、有用なアドバイスを与えてくれますので、医局からの転職を考えている方はぜひ活用してみてください。

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