医師の転職で役に立つ専門医・指導医資格取得のための転職もアリ

投稿日:

医師の転職では、基本的に専門医指導医の有資格者が優遇されます。

しかし、専門医になるためには各学会の認定施設または関連施設で、所定の研修プログラムを終える必要がありますので、現在勤めている職場ではそれが難しい、というケースも当然出てくるでしょう。

そんな時は、専門医の資格を取得できる病院に転職するのも1つの方法です。

この記事では、専門医・指導医の資格が転職におよぼす影響や、資格取得のための転職を成功させるポイントなどについてご紹介していきます。

転職に有利な「専門医」の資格とは

専門医とは、特定の診療科や分野において高度な知識やスキルを有する医師、そして指導医は、7年以上の臨床経験がある常勤の医師で、研修医に指導を行なえる技量や経験のある医師のことです。

指導医の認定を受けるためには、その学会の専門医資格を取得していることが必須条件となっています。

専門医や指導医の資格取得は義務ではありませんが、とくに最近は取得を目指す医師が多く、初期研修を終えた後すぐに専門医に向けた研修に進む医師が増えています。

また、複数の専門医資格を取得する医師も多く、たとえば内科専門医を取得した後、サブスペシャリティの「消化器専門医」や「呼吸器専門医」などを取得する医師も少なくありません。

最近のこうした風潮に、一部からは反対の声も上がっていますが、実際に専門医や指導医の有資格者のほうが希望する職場に採用される可能性が高くなりますし、将来開業する時にも標榜することができますので、資格取得を目指す医師が多いのも自然な流れだといえます。

専門医・指導医の資格があると、転職にはメリットが多い!

現行の制度では、専門医や指導医の資格の有無で診療報酬が変わることはありませんし、実際の年収も大幅にアップするようなことはまれです。

しかし、「専門の知識やスキルを有している」という1つのバロメーターになることは確かですので、専門医と非専門医が同じ求人に同時に応募した場合、専門医のほうが優先的に採用される可能性は高くなります。

とくに外科系や、内科でも手技の多い科目では、「専門医の資格を取得している=一定の技術力がある」と判断されることが多いでしょう。

また、医療機関は専門医が在籍していることを広告できるため、集患の効果も期待できますし、専門医や指導医の数が多いほど研修施設としての認定を受けやすくなるため、病院側としても専門医を採用するメリットはやはり大きいといえます。

専門医がとくに優遇されやすい職場の特徴

数年の研修を経て取得する専門医の資格ですが、とくに重視される職場と、そうでもない職場があります。

一般的に専門医資格が評価されやすいのは、「規模の大きい急性期病院」や「研修施設の認定を目指している病院」などです。

病院の規模が大きいほど、一人ひとりの医師に高い専門性が求められますし、とくに急性期病院は臨床の最前線であるため、専門医は優遇される傾向にあります。

また、これから研修施設としての認定を受けようとしている病院も、上述したように専門医や指導医の数を確保したがりますので、優先的に採用される可能性が高いです。

一方、診療科があまり細分化されていない小規模な病院や、かかりつけ医としての役割が大きいクリニックなどでは、専門医の資格はそれほど重視されないかもしれません。とくに一般内科などでは、スペシャリストよりジェネラリストとしての能力が要求されます。

また、介護施設や療養型病院なども、急性期病院と比べると専門医の資格はそれほど重視されません。もちろん持っておいて損をすることはありませんが、実際の求人をみても「一般内科・老人内科・介護施設の経験歓迎」とするところが多く、専門医を募る職場はあまりみられないのが現状です。

専門医・指導医の資格取得のための転職を成功させるためには

転職コンサルタントの画像

専門医・指導医の資格は「取っておいて損はない」ものですので、現在の職場での取得が難しい場合は、取得可能な病院への転職を考えるのも1つの方法です。

もしくは、収入や勤務時間などの待遇面で不満がある場合、より良い環境で専門医を取得するために転職を検討する医師もいます。

しかし、ただでさえ多忙な医師が働きながら施設探しをするのは容易ではありません。そこで、最近多くの医師が活用しているのが医師の転職支援サイトです。

転職支援サイトなら、全国の専門医取得可能な医療機関のくわしい情報を保有していますし、担当のコンサルタントが希望条件に合った施設をマッチングしてくれます。

また、勤務条件に関する交渉も代行してもらえる上、決まった条件は書面でかわしますので、入職後のトラブルが起きにくい点もメリットです。

実際、専門医の資格取得やスキルアップのために転職する医師は多く、サイトを通して転職に成功したケースもたくさん報告されていますので、まずは登録してコンサルタントに相談してみることをおすすめします。

まとめ

専門医・指導医の資格取得のための転職についてご紹介しました。

2018年から新専門医制度が本格的にスタートしましたが、今のところ若手医師の意識に大きな変化はないようで、初期研修2年目の医師の9割ちかくが、2018年度の後期研修に希望登録したと伝えられています。

自身のキャリアアップの指針になるのはもちろんのこと、転職の際も優遇されやすいなど、専門医の資格を取得するメリットは何かと大きいといえるでしょう。

現在の職場では、目指す専門医の取得が難しい場合は、思いきって職場を変えるのも前向きな選択です。その際は、ぜひ医師向けの転職支援サイトのサポートを存分に受けながら、効率よく転職先を探すことをおすすめします。

第1位!エムスリーキャリア

全国約30万人の医師の約8割が登録する医師登録会員数25万人以上のm3(エムスリー)が運営する医師転職サービスです。※他にない非公開求人も多数所有。ほとんどの医師が利用する転職サービスです。

公式サイト

【民間医局】の医師求人情報

医師のアルバイト求人に特化した転職支援サービスです。医師会員登録数が約10万人で年間紹介実績が4万件ほどある老舗の医師転職サービスです。

公式サイト

関連記事

医師が転職する際の最適な時期・タイミングとは

転職活動は、今の職場を辞めるおおよその時期を決めた上で、無理のないスケジュールで進めていくことが大切です。 病院も普通の会社と同じく、4月か …

産婦人科の画像

産婦人科医の転職事情

産婦人科は、医師転職市場において圧倒的に売り手市場といわれる診療科です。 とくに産科は医師不足が深刻化しているため、全国的に需要が高く、他科 …

医師の転職は平均4回!回数が多いと何か不利益は?

医師は、実は転職が多い職業であり、特に最近の平均転職回数は4回というアンケート結果も出ています。 ひと昔前までは、医学部を出て入局した後、開 …

医師しんどい

当直がしんどすぎて転職をしたい医師へ教えたい「当直なし」求人の給料事情

医師にとって負担の大きい業務の一つが、当直です。 常勤医の当直は、日勤の後そのまま職場に残って行なうことが多く、さらに翌日もそのまま日勤をこ …

研究の画像

臨床・病院以外の医師の転職事情

医師の活躍の場は、臨床以外にもたくさんあります。 以前までは「臨床」か「研究」かの二択が基本でしたが、最近は介護分野や一般企業で働く医師もい …