医師が転職して活躍できる外資系製薬会社と保険会社

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医師の転職先には、外資系の製薬会社と保険会社もあります。

製薬会社では、新薬の開発にたずさわる「メディカルドクター」として、保険会社では保険加入時の審査などに医学的な見地からアドバイスを与える「社医(査定医)」として、それぞれ多くの医師が活躍しています。

外資系の企業は一般的に給与が高く、待遇もいいため人気なのですが、それだけに転職のハードルは高めです。

ここでは、外資系の製薬会社や保険会社に転職するメリットや、転職を成功させるポイントなどについてご紹介します。

外資系の製薬会社・保険会社への転職はメリットが多い!

近年、外資系の企業はじわじわと着実に増加しており、それにともなって就業者数も増えています。

たとえば、厚生労働省の「平成28年度医薬品・医療機器産業実態調査」によると、外資系の製薬会社は国内に41社で、製薬会社全体(318社)の約13%を占めている計算です。

保険会社も、国内に41社あるうち外資系の会社が15社と、かなり多くを占めていることがわかります(平成28年1月時点)。

製薬会社でも保険会社でも、医師は臨床医としての経験をもとに、メディカルアドバイスを与えるのがおもな仕事です。とくに製薬会社では、新薬の研究・開発という分野から、臨床医とは違った形で医療に貢献できます。

製薬会社のメディカルドクターも保険会社の社医も、もちろん内資系企業でも少ないながら募集されてはいるのですが、外資系ならではのメリットとしては以下のような点が挙げられます。

収入が高い

外資系企業の大きな魅力が、年収の高さです。

内資系と比べると、外資系は年功序列にかかわりない「実力主義」の要素が強いため、入社したての社員でも先輩より多く稼ぐ人もいます。

とくに医師の場合、製薬会社での勤務経験がゼロでも年収1,500万円を下回る案件は少なく、さらに実績を積んでいけば2,000万円以上稼ぐことも不可能ではありません。

保険会社の社医(査定医)も、メディカルドクターほどではないにせよ、内資系に比べると給与は高いところが多く、平均で1,500 万円~1,800 万円、スキルしだいでは2,000万円を提示する案件もみられます。

さらに、業績ボーナスなどの実績に応じたインセンティブが付くことが多いのも外資系の特長です。

自分のペースで働ける

ほとんどの外資系企業では、完全週休二日制は当たり前として、勤務時間もフレックスタイム制を導入しています。

日中のコアタイムに出勤していれば、あとは人それぞれのため、自分の生活に合ったムリのない働き方が可能です。もちろん、病院のように当直などもありません。

さらに最近では、在宅勤務を取り入れる会社も増加しており、働き方はますます多様化しています。そのため、子育て中の女性医師でも勤めやすい点が魅力です。

実力が平等に評価される

外資系企業では、内資系と比較して「年齢や経験に関係なく、実力が適正に評価されやすい」という特徴があります。

これは人によって合う・合わないもあると思いますが、とくに大学の医局のような年功序列の意識が強い環境に息苦しさを感じているような医師にとっては、一つの魅力になるかもしれません。

外資系製薬会社・保険会社への転職を成功させるポイント

メディカルドクターや社医は、基本的に狭き門ですので、転職をねらっている場合は最善の方法をとる必要があります。

何はなくとも押さえておきたい基本ポイントは、以下のとおりです。

まずは医師転職サイトへの登録を!

求人が少なく、あったとしても争奪戦になりやすい外資系企業の医師ポストをねらうなら、まずは医師転職サイト(医師専門の転職エージェント)に登録することが基本中の基本です。

医師転職サイトでは非公開求人も多く取り扱っており、とくに募集が殺到しそうな案件は非公開のうちにマッチングが行なわれます。担当コンサルタントに希望を伝えておけば、条件に合った案件が出た時に優先的に紹介してもらえる可能性が高いです。

各エージェントは、企業と独自のコネクションをもっていますので、できれば複数のサイトに登録して網を広く張っておくことをおすすめします。

英語力はほぼ必須!早めに対策を

多くの外資系の企業では、英語力が普通に求められます。

本社と連絡を取り合う際に英語を使用するのはもちろんのこと、とくに製薬会社では海外の論文や文献を読む機会も少なくありません。実際は部署にもよりますが、採用される可能性を高めるためにも英語力はみがいておくに越したことはないでしょう。

目安としては、TOEICで700~800点はとっておきたいところです。また、基礎的なビジネス英会話ができるよう、英会話スクールなどで対策しておくといいかもしれません。

即戦力重視!アピールポイントは多いほど◎

外資系企業は、内資系と違って人材を育てるというより、即戦力を求める傾向が強いため、一般企業での実務経験がある医師ほど優遇される可能性があります。

また、臨床経験は医師の最大の武器でもありますから、最低でも3年以上はほしいところです。企業によっては、特定の診療科を歓迎するところもあります。

職務経験以外では、コミュニケーションスキルも重要なアピールポイントです。医療機関と違って、企業では医師も一社員であり、社内外の関係者と円滑に連携をとりながらチームプレーができなくてはいけません。

また、プレゼンテーションや資料作成のスキルもあったほうが高い評価につながります。

まとめ

外資系の製薬会社と保険会社への医師転職についてご紹介しました。

外資系企業は給与を含めた待遇がよく、仕事と家庭を両立しやすい点が大きな魅力です。実力主義でもありますので、成長意欲の強い方や、適正な評価がほしい方などにも向いています。

一方で、つねに結果を求められるプレッシャーはありますし、病院と違って医師がヒエラルキーの頂点ではないため、人によって向き不向きの大きい職場ともいえるかもしれません。

いずれにしても狭き門であることは確かですので、外資系企業への転職を希望する方は、早めに医師専門の転職支援サイトに登録しておくことをおすすめします。そこで担当コンサルタントと話し合い、自身のアピールポイントをうまく見つけていきましょう。

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