内科医の転職事情

投稿日:2018年8月13日 更新日:

外来

内科はもっとも医師数の多い科目であり、専門医もたくさんいます。

同時に、標榜する医療機関の数がもっとも多い科目でもあるため、必要医師数も多く、全国各地で求人には事欠かない状況です。

また、基本領域(総合内科)に加えて数多くのサブスペシャリティ領域が存在するのも内科の特徴ですので、どの分野を専門とするのかによっても転職事情は変わってきます。

この記事では、内科医転職に関するさまざまな情報をご紹介していきます。

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内科医の平均年収

医師の給料

転職にあたって気になる年収ですが、「リクルートドクターズキャリア」の調査によると、内科医の場合は領域ごとに以下のような平均年収となっています。

一般内科 1,000万円~1,400万円
消化器内科 1,400万円~2,000万円
循環器内科 1,400万円~2,000万円
呼吸器内科 1,400万円~2,000万円
血液内科・腫瘍内科 1,200万円~1,400万円
腎臓内科 1,200万円~1,600万円
内分泌内科・糖尿病内科・代謝内科 1,000万円~1,600万円
老人内科 1,200万円~1,600万円

リクルートドクターズキャリア(全世代でもっとも多かった年収層を記載)

内科系では、とくに消化器内科・循環器内科・呼吸器内科などの年収が高めであることがわかります。これらは高齢化の影響で昨今ニーズが高まっていることに加えて、専門的な手技も多い分野です。

同じく、内分泌内科・糖尿病内科も、生活習慣病の増加によって需要が高くなっているため、とくに糖尿病専門医は高待遇で募集をかけられていることがあります。

また、訪問診療も内科系に分類されますが、他科目と比べても高収入で知られる分野です。経験にもよりますが、求人をみても最低1,500万円~で募集されている案件が多く、2,000万円以上を提示する職場も数多くみつかります。

地域別では、ほかの科目と同じく医師不足が深刻な地方へ行けば行くほど、平均年収は高めです。

ちなみに非常勤では、時給に換算すると10,000円前後が平均的ですが、こちらも地方に行くほど高くなる傾向がみられます。

また、内科は当直や日当直のバイトも多く募集されており、高いところでは1回の当直で8万円以上、日当直で15万円以上の案件もあります。限られた時間で効率よく稼ぎたい方は要チェックです。

内科医の働き方・勤務時間・当直や残業

内科医の勤務先は、クリニックから総合病院まで多岐にわたるため、働き方は職場によってさまざまといえます。

無床のクリニックであれば、当直なしで働けますし、基本的には残業もなく定時で上がれることが多いでしょう。

一方、入院施設のある病院では当直やオンコール待機の必要なところが多いですが、他科目と比べると、常勤でも当直なしで働ける職場が多く見つかります。

ただし訪問診療のクリニックは、オンコール待機のあるところが比較的多いです。在籍医師数によっても回数が変わってきますので、事前にしっかりリサーチしましょう。

内科医のニーズ・求人数・転職動向

厚生労働省が実施する「必要医師数実態調査(平成28年)」のデータによると、内科系の医師数は全科目の中でも圧倒的に多く、一般内科だけで60,855人と、医師全体(304,759人)の20%ちかくを占めています。

同時に、必要医師数も3,976人と、全科目の中で最多となっており、実際の医師求人でも内科の募集は安定して多いのが特徴です。

都市部から地方まで、全国各地で働き口を見つけやすい点がメリットですが、それだけに待遇も職場によりさまざまですので、豊富な選択肢の中から希望に合ったところをじっくり選ぶ必要があります。

サブスペシャリティ領域では、消化器内科・循環器内科をはじめ、高齢化社会にともなってどの専門医もニーズが高まっていますが、最近は特定の分野にかたよらず、患者さんの全身を診る「総合診療医」の重要も高くなっています。

とくに医療機関の数が少ない地方では、1人の医師がさまざまな症状の患者さんを診て、必要に応じて適切な病院を紹介しなければいけないため、ジェネラリストとしての能力が求められます。

いずれにしても、内科系ではスペシャリスト・ジェネラリストともに需要は高く、少なくとも今後しばらくは転職先の選択肢が多い状況が続くことは間違いなさそうです。

内科医の転職を成功させるためのコツ

転職コンサルタントの画像

内科の求人は多いため、なるべく妥協せず、自分が納得できる転職先を慎重に探すことが成功のポイントです。

そのためには、知人の紹介で安易に決めるよりも、医師専門の転職支援サイトに登録してコンサルタントのサポートを受けることをおすすめします。

医師転職サイトのコンサルタントは、医師転職のプロであり、第三者からの目線で理性的なアドバイスを与えてくれますので、一度話を聞いてみるだけでも損はないでしょう。

とくに内科は患者数が多いぶん、どうしても激務になりがちな科目でもあります。そのため、忙しくても収入を重視するのか、それとも余暇や家族との時間などのQOLを重視するのか、によっても選ぶべき職場は変わってきます。

まずは自分の求める条件を徹底的に洗い出すためにも、コンサルタントと話し合うことは役に立つはずです。

転職に有利なスキルとしては、各専門医や、日本内科学会指導医の資格が挙げられます。消化器内科や循環器内科では手技の経験も重視されるなど、職場によって求められるスキルや資格が異なりますので、自分の経験を十分に生かせる転職先を探すことが大切です。

まとめ

内科医の転職事情についてご紹介しました。

求人数に事欠かない科目だけに、希望条件に合った職場をじっくり探すことが、転職成功の最大のポイントとなります。

総合診療医としてのスキルをみがいて、町のかかりつけ医として頼りにされる存在になるのか、それとも特定分野をきわめてスペシャリストとして活躍するのか、内科医の進む道は人によってそれぞれです。

まずは医師転職支援サイトに登録して、コンサルタントのアドバイスを受けながら、自分の求める働き方ができる職場を探してみてください。

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