医師の転職に有利になる需要が高い診療科

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放射線科の画像

医師は、基本的にどの分野でも引く手あまたの状態ですが、時代の流れなどから特に需要の高い診療科というものはあります。

最近はやはり高齢化社会ということもあり、高齢の患者さんが多い診療科のニーズが高まっています。

また、希少性が高い人材ほど転職に有利である、という原則はほかの業種とまったく同じですので、たとえば専門医の数が少ない診療科や、高度なスキルが必要になる診療科なども売り手市場になりやすいです。

実際にどのような診療科が、医師の転職で有利になることが多いのか、その一部をご紹介していきます。

整形外科

整形外科

社会の高齢化にともなって需要が飛躍的に高まっている診療科の一つが、整形外科です。関節リウマチや骨粗しょう症など、高齢になればなるほど運動器の障害が起こりやすくなってきます。

それに対し、整形外科医の数は全国的に不足しているのが現状です。厚生労働省が2010年に行なった「必要医師数実態調査」でも、全39の診療科の中で、整形外科は内科に次いで2番目に必要医師数が多い(約1,963人)という結果が出ています。

中でも、医師の転職市場で特に需要が高いのが、人工関節置換術などの手術経験が豊富な医師です。医療機関によっては、年収1,800万円以上で募集を出すところもあります。

消化器内科

消化器内科

大腸がん患者が急増している昨今、消化器内科は非常にニーズの高まっている診療科の一つです。

特に「消化器内視鏡専門医」の資格は、転職活動においてかなり有利にはたらきます。

求人情報を見ても、「上部・下部内視鏡検査対応可能な方歓迎」と掲載されているものが多く、内視鏡検査のスキルが重視されていることがうかがえます。

年収は1,400万円~2,000万円での募集が多く、経験年数の浅い若手医師でもまずまずの給与が見込める診療科です。

腎臓内科・人工透析科

糖尿病の増加も手伝って、透析療法を受ける患者数は年々増加しているため、腎臓内科や人工透析科の医師の需要は高まっています。

特に、人工透析専門のクリニックは全国に多数あり、常勤・非常勤ともに求人には事欠かない状況です。

また、「腎臓専門医」は数が少ないため、取得していると転職において有利にはたらく可能性が高いでしょう。さらに「透析専門医」の資格もあると、なお好待遇での採用が期待されます。

給与は、年収1,200~1,600万円の間が多く、ほかの診療科に比べて特別高いとはいえませんが、透析クリニックなどは定時で帰れるところが多いため、育児中の医師でも勤務しやすい職場です。

また、医療機関によってはシャント形成など、担当できる業務が多いほど高収入で採用されることがあります。

糖尿病内科(内分泌科)

現在、国内の糖尿病患者数は316万人を超えており、その予備軍も含めると軽く1,000万人を超すともいわれています。そんな中、糖尿病内科や内分泌内科の需要は年々高まる一方です。

特に「糖尿病専門医」の資格は、持っているだけで転職活動には非常に有利になります。求人情報を見ても、「専門医歓迎」と書かれてある案件が多いです。

年収は1,000~1,600万円の間が中心ですが、中には2,000万円以上の求人も少ないながらみられます。

産婦人科

産婦人科

産婦人科は、昼夜を問わない激務や訴訟リスクなどによって、医師不足が深刻化しているため、非常に需要の高い診療科の一つです。

求人情報を見ても、2,000万円以上での募集が多く、ほかの診療科と比べてもかなり高い収入が期待できます。

中でも、関東エリアで手術に対応できる産科医の平均年収は高いようです。また、乳腺外科とならんで女性医師が優遇されやすい診療科でもあります。

特に産科の医師不足は深刻なため、多くの医療機関が勤務負荷を軽減したり年収を高めに設定したりするなどして、人員確保に力を入れています。

小児科

小児科

小児科も、産婦人科とならんで医師数の不足が深刻な診療科です。

特に、救急対応の多い総合病院やNICUでのニーズが高いため、当直やオンコール待機ができる医師ほど歓迎されます。

また、小児科は都市部から離れるほど医師不足が深刻ですので、地方に行けば行くほど給与も高くなる傾向がみられます。

特に北海道と東北では、2,000万円を超える年収を得ている小児科医も多いようです。

スキルや資格としては、「小児科専門医」の資格を有しているほうが転職に有利なのはもちろんですが、最近はアレルギー疾患の診療経験が多い医師も重宝されています。

まとめ

上記で挙げたほかにも、麻酔科・乳腺外科・訪問診療科・緩和ケア科など、需要の高い診療科はたくさんあります。

基本的に、どの診療科でも医師の求人は十分な数があるのですが、特に「ニーズと希少性が高い診療科」ほど、転職では売り手市場といえるでしょう。

ただし、実際の転職活動では「どのように自分のスキルや経験をうまくアピールできるか」も重要です。

ここさえ押さえておけば、基本的にはどの診療科でも条件のいい転職は十分に可能であると思われます。

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