医師が転職する際の最適な時期・タイミングとは

投稿日:2017年11月25日 更新日:

転職活動は、今の職場を辞めるおおよその時期を決めた上で、無理のないスケジュールで進めていくことが大切です。

病院も普通の会社と同じく、4月から新しい人員体制をスタートさせることが多いため、この時期に間に合うように転職活動を行なう医師が多くみられます。とはいえ、すぐに条件に合った職場が見つかるとは限りませんので、なるべく余裕をもって始めたほうが安心です。

また、希望通りの転職をするためには、自分の「売り時」も把握しておく必要があります。

ここでは、医師が転職する際の最適な時期について、「季節的なタイミング」と「年齢的なタイミング」の両方をご紹介していきます。

医師が転職する最適な時期(月)とは?

医師の転職が多いのは、何月なのでしょうか?

株式会社メディウェルが、自社の医師転職支援サービスを利用して実際に転職した医師のデータ(974件)を分析していますので、その結果を見てみましょう。

転職活動を開始した時期

1位 1月 101件
2位 6月・7月・10月 90件
3位 3月 89件
4位 8月 86件
5位 2月・11月 77件

医師転職ドットコム「【調査詳細】医師の転職活動の時期」参照

調査によると、転職活動を始めた時期でもっとも多かったのが1月(約10%)です。新年を迎え、心機一転、転職に向けて動き出す医師が多いのかもしれません。

ただし1月だけが突出して多いわけではなく、全体的にどの月にも人数が分散しているため、転職活動を始める時期は人によってさまざま、といえそうです。

転職先が決定した時期

1位 10月 99件
2位 2月・11月 94件
3位 3月・9月 90件
4位 4月 86件
5位 12月 84件

医師転職ドットコム「【調査詳細】医師の転職活動の時期」参照

転職活動の結果、新たな職場が決まった時期についてですが、こちらも年間を通してばらつきがあるものの、全体的に秋~冬にかけて多いことがわかります。来年度から新たな職場に移ることを考えると、妥当な時期といえるでしょう。

また、今の職場に退職の意向を伝えるタイミングを考えても、次年度の人員体制が確定する前、つまり秋ごろには次の職場を決定しておきたいところです。

新しい職場で勤務を開始した時期

1位 4月 438件
2位 1月 79件
3位 10月 74件
4位 7月 64件
5位 5月・6月 57件

医師転職ドットコム「【調査詳細】医師の転職活動の時期」参照

実際に転職先で勤務を開始した時期は、4月が全体の44%ともっとも多い結果となりました。周囲の理解を得るという意味合いでも、年度末までは責任を持って勤め上げ、新年度から新しい職場へ移るのが王道といえそうです。

以上の結果を踏まえますと、転職活動を始める時期にはばらつきがあるものの、秋ごろには転職先を決めて、翌年の4月から勤務をスタートする、というのが医師転職の代表的なパターンであると考えられます。

ちなみに、医師転職サイトでの転職活動期間(申し込みから転職先決定までの期間)は、同じく株式会社メディウェルが行なった調査によると、「105日」が平均値となっています。もし10月には次の職場を決めておきたいとすると、逆算して7月には転職活動を開始したほうが良さそうです。

特に医局からの転職の場合、人事異動の都合もありますので、なるべく早めに転職活動を始めたほうがいいでしょう。

医師が転職する最適なタイミング・年齢とは?

転職は、季節的な時期だけではなく、「何歳ごろ、どんなタイミングで踏み切るべきか」も重要なポイントです。

一般的には、以下のようなタイミングで転職を考える医師が多いと思われます。

  • 結婚した、または子どもが生まれた時
  • 専門医としてのスキルアップを考えた時
  • 開業する時
  • 今の職場への不満が蓄積した時
  • 引っ越しを考えた時

医師の転職理由の中でも、意外と多いのが「家庭・生活事情」です。結婚して家庭を持ったり、子どもが生まれたりしたタイミングで、改めて自分の働き方を見直す医師が多いと推測されます。年齢的には、20代後半~30代が中心です。

また、専門医の資格をとりたいが今の職場では難しい場合や、せっかく取得した資格をより生かせる職場で働きたい時なども、転職のタイミングとなります。こちらは30代~40代前半が中心でしょう。

開業する時というのは、厳密には転職ではなく独立ですが、今の職場を辞めるという点では同じです。これも30代半ば~40代前半が中心となります。

その他、転職を考えるタイミングは人によりさまざまですが、できるだけ良い条件で転職するためには、自分が「売り手市場」にいる時期を逃さないことが大切です。一般的には、専門医を取得し、ある程度の診療スタイルを確立した30代半ば~40代半ばごろが、もっとも医師として需要が高い年代といわれています。

もちろん、それ以降のベテランになっても、医師は基本的に引く手あまたですが、ちょうど30代~40代前半というと、家庭と仕事のバランスに苦心するころですし、自分がどの分野でやっていくのかがはっきりしてくる時期でもあります。勤務医としてやっていくのか、独立開業するのかの選択も多くはこの時期に迫られることになりますので、医師にとっては人生の重要なターニングポイントといえそうです。

あせりは禁物ですが、もし将来的に転職を視野に入れている場合は、売り手市場である時期をなるべく逃さないことをおすすめします。

まとめ

医師が転職する際の、最適な時期・タイミングについてご紹介しました。

暦的なタイミングでいえば、医師の転職にもっとも適したのは新年度の始まる4月です。4月に新たな職場に移るためには、前年の秋には今の職場に辞意を伝えておいたほうがいいため、逆算して春~遅くとも夏までには転職活動を始めたほうがいい、ということになります。

一方、年齢的なタイミングは人それぞれですが、公私ともに30代半ば~40代半ばごろが医師人生のターニングポイントであり、同時に転職市場でも需要が高い時期です。条件のいい転職を希望するなら、年齢的には40代までに動いたほうが成功率は高いと考えられます。

とはいえ、医師は年齢にかかわらず需要のある仕事ですから、絶対にその時期じゃないとダメということはありません。なるべく希望通りの転職をするためにも、医師転職サイトなどを利用して、自分のキャリアやスキルを上手にアピールしてくれる担当コンサルタントを味方につけることを検討してみてください。

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