医師の転職に不利な診療科

投稿日:2018年2月16日 更新日:

医師は慢性的な人手不足の状態にありますので、どの診療科であっても転職先に困ることは基本的にありません。実際、求人情報を見てもほとんどの診療科で多くの募集があります。

その中で、転職に不利な診療科をピックアップするのは難しいのですが、たとえば需要という点では「専門医の数が多い診療科」が挙げられます。

また、「つぶしのきかない(転科の難しい)診療科」や、「将来的に続けるのが難しくなりそうな診療科」なども挙げられるかもしれません。

ここでは、そんな医師の転職に不利になる可能性がある診療科を、具体的にいくつかご紹介していきます。

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内科(総合内科専門医)

内科医は、数としてはすべての診療科の中でもっとも多いため、需要という点で転職に不利である可能性があります。

もちろん、病院やクリニックの数が多い分、求人も多いのですが、条件のいい職場に転職するためには「いかに他者との差をアピールできるか」が重要となります。

たとえば、「総合内科専門医」の資格取得者は、全国に31,007名(2018年1月12日時点)と非常に多いため、この資格だけで転職を有利に進めるのは難しいかもしれません。

できれば、消化器、循環器、腎臓、糖尿病など、関連領域での専門医資格も取得しておきたいところです。

とはいえ、内科に勤めていること自体は「勤め先に困らない」「開業に強い」「つぶしがきく(転科しやすい)」など多くのメリットもあります。サブスペシャリティの資格を取得すれば、転職活動は十分有利に進めることができるでしょう。

形成外科

皮膚をきれいに修復する形成外科は、近年需要の増えている診療科の一つですが、転職ということを考えると「求人数が比較的少ない」「つぶしがきかない(転科しにくい)」といったデメリットが考えられます。

厚生労働省の「必要医師数実態調査(2010年)」を見ても、形成外科の現員医師数は約1,780人、必要医師数は約128人と、全診療科の中でも需要の少ない科であることがわかります。

形成外科の治療は、他科との連携で行なわれることがほとんどのため、診療科が入っているのは大学病院・総合病院・美容外科(美容皮膚科)などに限られており、単独のクリニックが非常に少ないことが一因です。

医師の求人サイトを見ても、特に地方での求人はかなり限られていることがわかります。

そのため、条件のいい転職先を探すハードルが少々高く、豊富な実績やスキルなどが求められる傾向にあります。

ただし、形成外科医は美容外科(美容皮膚科)で高収入を得られる可能性がある点が、大きなメリットです。中には年収2,000万円を超える案件も少なくありません。

美容領域での経験がない医師でもOKのクリニックもありますので、収入を重視する方にはおすすめです。

脳神経外科・心臓血管外科など

脳神経外科

脳神経外科や心臓血管外科などの高度な技術を要する外科は、医療機関でも必要人員を確実に確保しなければいけない領域のため、意外と求人が多くないという現状があります。

特に都市部では充足傾向にあり、条件のいい職場は欠員募集が主です。

また、経験とスキルが何より重視される分野のため、良い条件で転職するにはそれなりのアピールポイントが必要となります。

もう一つ、問題になるのが「いつまで最前線で活躍できるか」ということです。脳や心臓の手術では、非常に細かな手技が必要とされますので、加齢による視力や体力のおとろえは業務に大きな支障をきたします。

もちろん個人差も大きいのですが、実際50代半ばには最前線から退き、その後は内科などのジェネラルな領域に移る医師も少なくありません。

専門領域にこだわる場合、年齢を重ねれば重ねるほど転職のハードルが高くなってしまうため、外科医の転職は他科と比べてもなるべく早めに動く必要がありそうです。

不利な診療科でも転職を成功させるためには?

転職に不利な診療科をあえていくつか挙げてきましたが、もちろんこれらの診療科の医師が全員転職に困るわけではなく、結局はタイミングや個人個人の経験・スキルなどにもよります。

とはいえ、特に求人の少ない診療科で転職を考えている場合、良い求人をスピーディに効率よく探すのは大変ですので、医師専門の転職支援サイトを活用するのがおすすめです。

転職支援サイトに登録すれば、希望に合った案件が出た時にすぐ情報がまわってきますし、表には出ない「非公開求人」も紹介してもらえます。

特に条件のいい求人は、ほとんどが非公開のまま採用が決まりますので、サイトに登録していたほうが圧倒的に有利に転職活動を進められます。

また、担当コンサルタントによる充実したバックアップを受けられる点も、転職支援サイトの大きなメリットです。

希望条件に合った職場のマッチングはもちろんのこと、自分では難しい条件面での交渉や、経歴・スキルのアピールなどもコンサルタントが代行してくれます。

特に敏腕コンサルタントに担当してもらえれば、転職の難しい診療科であっても良い転職先が見つかる可能性は十分にあるため、まずはいくつかの医師転職サイトにコンタクトをとり、できれば直接面談するなどして信頼できるコンサルタントを探すことをおすすめします。

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